事業用の「現金」を用意するべきかどうか。個人事業主の個人財布と分けるべき?

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「事業用の”現金”を用意するべきか」

①「事業用の現金」って?

個人事業主になると、事業用の現金を用意するか悩みます。
でも
「事業用の現金ってなんですか?」
という疑問をもつ方もいらっしゃいます。

「現金」がなければ、
備品の購入や打合せの飲食代など、経費の支払が出来ないし
お客様から売上を受け取るものも「現金」ですよね。

でもこの「現金」を
個人用なのか
事業用なのか
確定申告する際に作成する帳簿では
分ける必要があります。

事業用の現金は
経費のお支払とお客様から受け取る売上金、など
仕事に関わるもののため”だけ”に使う
「お金(現金)」になります。

例えば
1月1日に事業を開業し
事業用としてお金を1万円を用意しました。
1月中に経費として6千円使いました。
1月の売上として3万円入金しました。
今月末の現金の有り高は3万4千円です。

という場合に
記録上ではこの3つの取引をすべて記入して
現金の残高が3万4千円である事を確認します。
合わせて事業用のお財布の中身も3万4千円である必要があります。

この様に「事業用の現金」は帳簿と実際の有り高が
一致するように管理する必要があるお金となります。


②「個人用の現金」って?

事業の話をしているのに「個人用の現金」って
となるかもしれませんが
個人事業主の場合は
日常生活に使うお金と事業のお金が交わる事があります。

自分の銀行預金から1万円を引出し
事業用のお財布にいれたり

売上金から生活費を10万円捻出したり

この場合の自分の銀行預金や生活費は
「個人用の現金」という事になります。


③事業用の「現金」を用意するべき?

タイトルの
事業用の「現金」を用意するべきかどうか。
ですが

・店舗があり釣銭用にレジ金の用意が必要。
・プライベートと仕事のお金は分けて管理がしたい。
・現金の残高で収益をざっくり把握したい。

この様な場合でなければ
「事業用」として現金を用意する必要はありません。

個人用のお金で経費のお支払をする。
個人用のお金として売上を入金する。

というかたちで取引を記録する方法があるからです。


④「事業主勘定」を使った帳簿記入

「個人用のお金」に対する勘定科目があります。
「事業主貸」と「事業主借」という勘定科目です。

個人用のお金でお支払した場合には
下の様な仕訳で記録を行います。




※事業主借=”事業主のお金を借りています”という勘定科目

売上金を個人のお金とする場合には
下の様な仕訳で記録を行います。
※事業主貸=”事業主へお金を貸しています”という勘定科目


⑤「事業用の現金」がなくても確定申告はできる。

確定申告で必要なのは
売上・仕入・経費がいくらだったか。

お金の流れを申告する必要はありません。

事業用・個人用で別管理が苦手という方は
事業用の”現金”を用意しなくても大丈夫です!

記帳だけ、こまめに行っていきましょう(^▽^)/


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